誰もが健康でいられる街を創ります。
市民一人ひとりの幸せに「健康」は欠かせません。全世代の心身の健康を個人任せにしない街をつくります。新型コロナウイルス等健康危機への備えを充実し、予防・早期発見やいざという時の医療・福祉・セーフティネットの構築に全力を注ぎます。先進的な取組にも果敢に挑戦し、「日本一健康な街」を目指します。
➀すべての政策に「健康」の視点を。
・健康寿命の延伸、健康格差の是正を目指し、街ぐるみで健康づくりを進めるための推進体制を充実させます。
・がん、生活習慣病、糖尿病性腎症など市民の健康にとって身近な疾病の予防と早期発見を促すため、県、学校、医療介護関係団体、保険者、企業などの連携を強化します。
・先進的な健康づくり政策を進める自治体の研究や模倣、科学的知見の収集を通じ、市民の健康づくりを支えます。
・ヘルスケア産業等との連携を進め、デジタルの活用による健康づくりを推進します。
・いつも健康を意識できる環境を整え、自発的な健康づくりを応援します。公園の有効活用、スポーツや文化芸術を楽しむための施設を充実させます
・四街道市の長寿者を称えるとともに、健康な人生を歩むことができた要因等を聴き取り、市民に共有します。
・健康教育や栄養が特に必要な子どもたちや親に対する食育を充実させます。
②全世代型セーフティネット
・近年生じている介護離職、ダブルケア、ヤングケアラー、8050問題などの実態把握とその支援に全力を注ぎます。多様な世代、課題が絡み合っているため、部局横断的に対応します。
・引きこもり、不登校など、生きづらさを感じている若者や子育てに不安を持つ家庭に対する人生前半のセーフティネットを充実します。
・制度を確実に活用してもらうため、受け身ではなく、こちらから働きかけるプッシュ型の相談体制等を充実します。
・就職氷河期世代の就労等への支援を充実させます。情報発信だけでなく、市が持つネットワークを積極的に活かします。
・自死や社会的孤独を未然防止するため、ゲートキーパー市民の養成や深い悲しみに寄り添うグリーフケアを推進します。
・市民後見については、後見支援を必要とする高齢者が円滑に制度を利用できるように積極的に支援します。
③地域医療
・四街道地区医師会との連携をより一層強化し、市民の健康づくりや医療安全上の対策を充実させます。
・平時から印旛保健所との交流を深め、街の健康危機対応能力を強化します。
・子どもたちの健康を支えるため、小児科医の確保、小児対応可能な訪問看護ステーションへの支援を充実します。また、いざという時のこども急病電話相談(♯8000)や小児救命救急センターの啓発も進めます。
・潜在看護師への働きかけなど、千葉県看護協会等と連携してニーズがより高まっている看護師の確保に取り組みます。
・119番通報から病院への搬送時間を極力短くできる体制を構築するなど、救急搬送体制の充実に全力を注ぎます。
・救命救急率を高めるため、AEDをより一層普及します。
④歯と口腔の健康づくり
・歯と口腔の健康を促す取組を積極的に応援します。
・医科歯科連携事業を充実させ、歯周病や糖尿病の早期発見を促し、市民の健康を守ります。
⑤快適で歩きやすい街の実現
・「歩くこと」は健康、美容、地球環境、地域経済等への効果があるため、歩いていて楽しい街づくりを進めます。
・歩行者の安全を第一に、歩道の安全対策を強化します。
・高齢者やベビーカーを押す親、車いす利用者が快適に移動できるよう、バリアフリーを徹底的に進め、安心安全な徒歩生活圏(徒歩や車いす、自転車などにより移動できる生活圏)を形成します。
・歩いている途中で疲れを癒し、市民同士の交流が図れるベンチなどを充実します。その製作については障がいのある方や学生等との連携を検討します。
⑥自転車活用の推進
・「歩くこと」と同様、「自転車の活用」にも健康促進等、多様な効果があるため、自転車の街づくりを推進します。
・安全で快適な自転車利用を図るため、自転車ネットワーク計画を早期に策定し、国道、県道、市道における自転車専用路や矢羽根表示等ハード整備を推進します。
・自転車活用はコンパクトな街である四街道市にとって効果的であるため、民間事業者と連携したシェアサイクルの導入やサイクルステーションの整備を進めます。その際、近隣市と積極的に連携します。
・自転車を利用する際のルールの徹底と義務化された損害賠償保険加入の促進を図ります。